スマホカメラに階調重視の時代がやってきた!

スマートフォンカメラの絵作りに、大きな潮流の変化が訪れている。
それは「階調重視」の流れ。
そして、技術革新と真逆の方向へデータを破壊する遊びの終焉。
従来は、ハイライト温存のための撮影時のアンダー露出に加え、レタッチ段階でのシャドウの復活、そして、暗部のノイズ低減・軽減の扱い...。
と、そのプロセスを楽しんできた。
だが、これからは「何も考えず」にカメラ内部処理により、これらのプロセスが行われる。Appleでは「スマートHDR」と呼んでいる。
レタッチプロセスでの楽しみは無くなったが、時代を席巻したデータ破壊系フィルター遊びは、そう長くないうちに過去のものになるだろう。
処理工程の楽しみが無くなることよりも、故意に技術革新に逆行し意図的に性能の悪いレンズやセンサーの出す絵をシミュレートする遊びがフェードアウトするほうが精神的には随分とマシである。
上の絵をフィニッシュとしてイメージし、下のデータを撮影時点で撮っておく。
といったアクションは、今後不要になる可能性が高い。
時代は動き始めた。
失われた10年を取り戻そう!

2018/10/08(Mon) 21:55:20 | Smartphone Camera