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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

Online Photo/Camera Class

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感覚が受け付けないスクエアフォーマット

ビルを縦構図で撮る

アスペクト比の重要性を意識しているだろうか。
色々な選択肢があり必要に応じて選択する。これに異論はない。
が、過去にスクエアフォーマットが生まれた時期には、物理的にカメラを横に向けることができなかったにも関わらず商業使用に縦構図でも横構図でも使えるようにスクエアで素材を撮った、といった時代背景もあるはずだ。

そして現在。スクエアのほうが良いと思われる構図ももちろん存在する。
しかし、撮影時点で4:3や2:3の構図で撮っているにも関わらず後から画面上でスクエアに切り抜く...。
ここに問題はないのだろうか。
「撮影者が・撮影時点において・スクエアなファインダーによって・スクエアな作図意図を持って」構図を決めているだろうか?

撮影時点で撮影者が意図した構図があるからこそ、作品を鑑賞する人にその意思・意図が伝わる。
スクエアではない3:2や4:3のファインダーやモニター上で、最終的にトリミングされた範囲を意識して撮るのはかなり高度な空間イメージ認識力が必要なはずだ。

スクエアフォーマットは、縦構図と横構図のバリエーションが存在しないので懐の深さは半分だ。
3:2(4:3)であれば、横構図だけでなく縦構図も使うことで表現の手段が2倍に拡大する。
こうした至極当然のことを誰も語らない。

「構図がどうも判らない」「イマイチ構図のセンスが無くって」と言う前に、
「斬新さ」だけを頼りに、スクエアフォーマットを選択するのは安易に過ぎるように思われる。
フォーマットは目的に応じて選択すべきだ。
お遊びは自由だが、こちらは無料相談所ではないのですべてのコンタクトには回答しきれない。

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2013/07/20(Sat) 21:27:32 | Composition

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