どうして一味ちがうのか
写真には撮影者の思いが内包されている。
撮影時に感じたものが、作品を見る人にも伝わる。
「どうも後から見ると違う」と仰る方も、確かにその瞬間の思いを込めて撮影しているはず。
なのに何故伝わりにくいのだろうか?
この答えは、カメラには「思いを感知するセンサー」は備わっていないし、作品となった写真には「思いを伝えるパウダー」は付属していないから。
思いを伝えるには、見る側の人がそれを感じることができるような形や表現にしておかなければ伝わらない。
至極当然のことが、なんでだろう...。となる。
カメラマンでなくても、今の時代は機材の性能が高いので十分に奇麗に撮ってくれるよ...。
だとか、
思いを込めて撮れば誰でもココロを伝える写真は撮れるのですよ...。
といった、
まるでマインドコントロールかと見まがうような言葉が当たり前のように聞かれるようになり、上記の疑問はより強くなってきたように思う。
単に機器のキャパだけに依存したり、精神論を語るだけでは結果は出ない。
そこには、キッチリとした理論や原理原則があり、結果が出るような操作をしなければならない。
このオレンジたちを撮ったiPhone5カメラには「おいしそうセンサー」は付いていないはずだ。
2013/02/13(Wed) 01:55:00 | others