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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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飛ばす...と単純に言いますが

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よく、あまり目立ってはいけない部分を「飛ばして」ということがある。
それは、該当部分を白飛びさせて「何も見えないように」してしまうことを指していることが多い。
データから見れば、飛んだ部分はデジタル画像としての「情報が皆無な状態」であり、印刷をするならその部分は「インキが乗らず紙の白がそのまま出ている状態」となる。

ここで知っておきたいことは、撮影時点で強いコントラスト設定を行い「飛ばして」しまうと、撮影データが作られた時点で既に一部の情報が存在しないものになっている。ということ。
デジタルの世界では、データが存在していないものは、あとから絶対に作り出せない。
もちろん、画像処理段階でデータ補完という手段が当たり前になってはいるが、厳しい言い方をすれば「存在していないものを周囲のデータから予想してアプリケーションが勝手に作った偽物」ということである。

存在しているデータを元に、ハイコントラストに加工し「飛ばす」のは自由だが、最初から意図的にデータを少なくしてしまうのはあまり望ましくないはずだ。
だから、「濃い味」である高すぎるコントラスト全盛の現在の潮流は危ない。
撮影時点では可能な限りデータを残すように心がけたいものである。
2012/07/12(Thu) 19:00:02 | Img Processing

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