溢れる写真もスパムになる時代

webに写真が溢れている。
ケイタイにカメラが搭載されて久しい。今はスマホカメラも秀逸な絵をアウトプットしてくる。
だから、誰でもどこでも簡単に写真撮影。
モバイル高速通信回線の普及と同時にソーシャルメディアの急激な発達という背景もある。
今日の出張レッスンにご参加いただいたある方の一言。
「フィルム時代には現像やプリントの費用がかかるから一枚一枚を丁寧に撮っていた。今は削除すれば良い、という安易な考えで撮るから構図にも甘さが出てくる...。」
見事な指摘である。
何が良い、何が悪い、というのではなく、写真には「撮影者がその時に感じた」意図や想いが込められているはずだ。
ところが、どう考えてもそのような意識が感じられない写真がwebに溢れるようになった。
思いの入っていない写真はスパムメールと同じで、回線トラフィックの増大と閲覧者の時間を無駄に搾取するだけ、というとんでもない時代になった。
スルーすれば良い、のかもしれない。
けれど、そんな感覚が日本をダメにしているように思えてならない。
2012/05/05(Sat) 18:53:12 | photo blog
Re:溢れる写真もスパムになる時代
みきママさまコメントいただき有り難うございました。
「思い」大切です。気楽に、気長に取り組んでみてくださいね!