エコカーが売れているらしい

世の中「エコ」流行(はやり)のようだ。
というか、そのように一部の人間が仕組んで、そのような流れになるように作られていることに意識が及んでいないだけなのだと思うが。
今回は、特に太平洋の向こうにある国の影響を知っておく必要があるはずだ。
...というような、経済記事を書く能力は無いが、何かが流行るのはその元で流行らせる人や企業(あるいは政治力の及ぶ何か)がある訳で、物事の一面だけを見てそれが全てと思っていては判断を誤る。
で、エコカーがトップセラーらしい。
ガソリン消費が少なくていい。確かにそうだろう。
でもエコカーは車重が大きい。重いのである。同クラスの乗用車と比較しても3〜4割は重い。
車の世界では、軽くすることが技術アピールの一つだったと思うのだが...。
自動車競技の世界では、ネジのアタマをコンマ1ミリ短くするようなレベルで軽量化し技術の粋を集めた。早すぎるチームにはハンディで重りを積まされた。
金属から樹脂になったパーツは軽量化と同時に強度もアップし、エンジニアリングの世界の技術開発を推し進めた。
で、エコカー...。
ハイブリッドの技術は進化したかもしれないが、片や、道路舗装を痛める「道路破壊率」は上がるに違いない。
そもそも、重い貨物車がなぜ有料道路の通行料が高いかを考えても、重いことがどれだけ環境を破壊することになるのかを忘れてしまっている。
それに、バッテリーやその他関連部品のコスト、その環境負荷については一般市民は知ることもできず、また知ろうともしない。
先般の記事にも書いた「原子力発電はCo2を排出しません」というCMと、どこか似ている。
今日の一枚。2001年2月6日撮影。
当時の同僚が一晩かけて白紙から創り上げたペーパークラフト。
8年半の歳月を経て、イラストレータと格闘した徹夜の努力がここで称えられることになった。
物事の一面だけを見て、対極にある事項を忘れないようにしたい。
で、今「エコカーが売れているらしい」...。
2009/07/10(Fri) 17:24:52 | others