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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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連写モードにすることが「連写」ではないと思う

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カルチャーのクラスでは、複数枚を撮影してみましょう、とお声がけすることがあるが、その時にほぼ間違いなくこういった質問が返る。「連写モードにするんですね?」と。

連写の言葉の定義を論議する場ではないしその必要もないと思うので、その点は軽く流していただきたいのだが、「多くの枚数が欲しい。」といった目的のために「何枚も撮影してください。」とお伝えする。だが「多くの枚数を撮影する=連写」と捉える方が多いのも確かなようだ。

連写モードにせずとも、シャッターボタンにかけた人差し指を何度もレリーズすればその回数だけ撮影できるはずだ。もちろん、一秒間に10枚...といった数が必要な場合には指が動かないので無理だろうとは思うが、そうした極短時間に多量のショットが必要なシーンでない限り、自分の指を動かせば良い。

何より、自分が「ここだ!」と感じた瞬間を何度かレリーズしたいわけで、低速の連写モード(秒間2、3コマ)だと、本当に欲しい瞬間は機械が撮影するその隙間だったりすることも多い。
複数枚撮影する意図は「本当に欲しい瞬間」を手に入れるためなのに、その隙間ばかりの不要なコマを量産するだけに終わってしまう。

なので、通常の一枚撮りで「タイミングを測る脳と指に仕事」をしてもらう。連写モードは指を押し続けるだけの作業に過ぎない。
繰り返すが、(超)高速連写は人間の限界を越えた世界を提供してくれるものであり目的が違う。

今日の一枚は、背景のステンドグラスオブジェクトが回転しちょうど良い位置に留まってくれないために、タイミングを狙って「複数枚数」の撮影を行った。複数枚を続けて撮影しているのだから連写には違いないだろうが、連写モードでの撮影ではない。

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2013/12/06(Fri) 12:57:29 | shutter speed

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