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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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写真は「使い捨てティッシュ」ではない

IMG_7845s.jpg

「まるで一眼レフで撮ったようなボケが出せる」というエフェクトが幅を利かせてきた。
なんでもエフェクト全盛、お手軽加工万歳”、といった風潮。
これはこれで仕方ない流れなのだろう。が、問題は...、

メインとなる部分とそうでない部分の対比を語るためにボケた部分を構図の中に作りだす。
単に、ボケていない部分とボケた部分が存在していれば良い訳ではない。
どの程度のボケ具合が良いのか。どの程度の対比を望むのか。
絞りやレンズ焦点距離による特性を知り、その設定や選択によって「対比」を作りだす。
これが写真の表現。

これらの度合いを自分の思うままに出せるように知識を活用し、設定・操作を行い試行錯誤し、結果が導きだせたときの満足感を味わう。
これが写真の楽しさ。

同じように、後加工でも自らの意図したイメージに近づけるべく処理を行う。
これがフォトレタッチの面白さ。

なのに、テキトーに撮ってテキトーに後加工...。
もう何度もこのBlogで記事にしたが、後加工を否定するものではない。逆にデジタル時代には必要なプロセス。こうした加工を楽しむのもそれはそれで良いと思う。
マズいと感じるのは、テキトーに撮っただけでなく、後加工もテキトーにしてしまう。

いい加減に撮った写真は、そしていい加減に加工した写真は、いい加減な気持ちが伝わるものだ。
あなたは何のためにその一枚をwebに上げているのだろう?
まるで「使い捨てのティッシュペーパー」のように写真が扱われるのはよろしくない。
2013/06/05(Wed) 16:27:49 | others

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