教えて教えて!

webが発達しネットには膨大な数の情報が溢れている。
今、必要なのは「情報の取捨選択」のチカラというのも頷ける。
ここで間違うと「何でも人に聞けばよい...」となってしまう。
webには、便利な情報共有・質問回答の場がいくらでもある。
しかも「質問に答えたくて仕方ない人たち」も溢れている。
そして、そうした場所で入手した情報と同じことをやれば、同じ結果が出る。
と勘違いする人が出てくる。
同じ機器で、同じ設定で、撮影すると同じイメージに...?
同じソフトウエアで、同じ処理をすると同じ仕上がりに...?
...なる訳がない。
そして、教えて教えて...の繰り返しに陥る。
確かに「自分でwebに投稿し、自分で試している」ので「自分で努力している」には違いない。
でも、チカラを注ぐ先が間違っていないだろうか。
今、見事にこの悪循環から脱却しようとしている人が居る。
もがき苦しみ、辛い状態が目に浮かぶ。
階段を一段上がるためには、大きな踏ん張りが必要だ。
階段は突然一段階上がる訳で、足腰にチカラを入れて全体重を持ち上げなくてはならない。
階段を上がる幼児は、これを体で覚える。
幼児は、階段の最上段に居る母親を目指し渾身の力をふりしぼって登り続ける。
ヒントはこの幼児の姿にあるように思う。
階段の先に見える母親と自分の距離を具体的に認識できれば、上がらなければならない階段の数とそれに費やすであろう時間、そして、そのために必要な体力や資本、といったスケジュールとリソースが見えてくる。
チカラを注ぐべきは、こうした目標設定スケジューリングと実現のための具体的アクションであるはず。
見えないwebの先に居る、どれだけ多くの人に「教えて教えて!」と聞いたか?ではなく。
また、どれだけ「実例を真似したか」の回数でもない。
階段の段数を見極めることから全ての進歩がスタートする。
2010/03/25(Thu) 16:45:33 | others