純A級で暖をとる

なんとも贅沢なタイトルである。
「純A級アンプ」や「ピュアAクラス」といわれるオーディオ用アンプがある。
信号増幅のプロセスで、常時電流を流し放しにした土台を作り、信号のプラスマイナス切り替え時の歪を原理的にゼロにする方法である。
これは1992年製パイオニアのプリメインアンプA-09のフロントパネル。
A-09と言えば、高音質化追求に贅沢の限りを尽くした、知る人ぞ知るアンプである。
しかしながら、その透明感に満ちた音とは裏腹に発熱量が半端ではない。
折からの寒気に冷やされた作業部屋を暖めるには丁度良い按配である。
天板に触れていると冷えた指先の感覚が戻ってくる。カイロは不要だ。
Class A Power Stage の文字が誇らしく見えるのは冬ならでは...。
かもしれない。
2008/01/16(Wed) 23:13:19 | photo blog