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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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黄昏の趣

photo AKIRA MIYAMOTO
夕暮れ時の空には不思議な力がある。
雄々しさと物悲しさと、そして不思議な安堵に満ちた氣がそこにあるように感じることが多い。

どうなってる?

何か違う。
どこかおかしい。

日本人のビジネスマナーや、社会の常識や、その他いろいろと。
まるでタイムスリップしたかのように。

僅かここ数年で、過去の規範や常識がまるで通用しなくなってきているように感じる。
いきなり10年後にワープしたなら、時代の変化なのだろうと理解できないこともない。
しかし、ほんの一、二年前の常識も通用しなくなっている。

自分が劣化しておかしくなっているかと思っていたが、どうやらそうではなさそうな気配。
世の中の歯車がことごとく狂いはじめている。

赤銅色を感じる

photo AKIRA MIYAMOTO
鉄路は、数十年の歳月とともに「赤銅色」へと変化する。
その色の向こう側に、三十数年前の在りし日の姿を回想する。

Nikon Z7・Z6

ここしばらくは、大量の情報がwebに溢れかえるものと思う。
そして、SONY α7Rmk3、α7mk3との比較やインプレなど。

webの情報は参考になる事項も多くありがたいものの、実機を触ってみなければ、触れた瞬間に感じる「電気ショックのような機器とのコミュニケーション」とでもいうような感覚は伝わってこない。
多くの場合、この瞬間の感覚が後々まで響くし、概ねその感覚は間違っていない。

記録媒体は「XQD」しか対応せず、しかも1スロットのみ。
この部分は、既存の一眼レフユーザーへの配慮だろうか。
メーカー企画部署で交わされたであろう会話が目に浮かぶ。
気づかいと配慮の塊かもしれない。

こうした生い立ちのモデルに触れた瞬間には、どのような電気ショックを感じるだろうか。
α7の時と同じ波長は持っていないかもしれない。
素晴らしい優等生だと思うが、当分の間、触れる機会はなさそうな気がする。

忍耐・努力・感謝

忍耐。
努力。
感謝。

SONY α7mk3 DISPボタン設定(覚え書き)

SONY ILCE-7M3 (α7mk3) DISPボタン設定(覚え書き)

取説P.32
MENU--> (撮影設定2)-->[DISPボタン]-->[背面モニター]
「モニター消灯」にチェックを入れる。
コントロールホイール(十字キー)の上プッシュに「モニター消灯」のロータリーメニューを追加。

撮影時は常にモニターが消灯。
再生時やMENU操作時にはモニターを使用可能。ファインダー撮影用の表示設定。

休み明けの朝の処方

photo AKIRA MIYAMOTO
お盆は社会人の夏休みではないのだが、実際のところ同じような感覚になっている場合も多いのかもしれない。
多くの企業では、本日16日までを臨時休業としているようだ。

休暇最終日、明日の朝に備えて...。
過去に会社勤めをしていた時の話。
ある程度の休暇期間を終えた明けの朝、会社の自席に到着するまでの時間が非常に重要だった。

数日間仕事から離れ、頭と心はすっかり白紙状態。人によっては、まだ太陽ギラギラ夏の海...状態か、涼しい高原のキャンプ場かもしれない。
だが、通常の日曜あるいは土曜日曜の休みとは違い、それなりの期間を過ごした充実感もあり、仕事モードに切り替えるためのパワーはかなり蓄積されているだろう。また、現実に引き戻される苦痛も少しは和らいでいるだろう。

こうした感覚から仕事モードにスムーズに切り替えを行うべく、一日の段取りや仕掛かり案件の整理など、頭の中を整えつつ他の雑念に入り込まれないよう通勤電車をやり過ごす。
そしてオフィス所在駅の改札を出る。

この改札を出てから自席に着くまでの僅か数分間が勝負だった。
敢えて人通りの少ない裏通りを経由し、遠回りをして人に会わないように玄関を入る。
他の社員とは普通に挨拶する程度で軽くスルーし席に着く。

ここまでの間に、アウトドア派の直属の上司や、世代が近い先輩・後輩に出会ってしまったなら、その一日は台無しになってしまう。
「どこ行ってた?」「何してた?」「自分はこうだった。めっちゃ良かったわ。」
せっかく、辛いながらも仕事モードに切り替えつつあったのに...。
イラっとするのはこうした瞬間だった。

自分の場合は、瞬時に切り替えができない出来の悪い頭脳構造のようで、まるで巨大客船が離岸するかのようにジワッと少しづつ思考回路を切り替えなくてはならなかった。

現在はこうした通勤環境から離れて14年ほど経過し、どことなく懐かしささえも感じるのだが、似たような感覚の方々も少なくないのではないだろうか。

長期休暇明けの朝の処方。
SNSのタイムラインは見ないほうがその日の業務効率は上がるかもしれない。
自己顕示欲と承認欲求の強い人はランチタイムまで待って、ウォームアップに時間のかかる人に対する配慮が必要かもしれない。

クーポンコードなど再掲

世の中お盆休み。あるいは勤務中の方も、どことなく緩やかな感覚が伝わってくる。

「前にどこかで書いておられたクーポンって何でしたっけ?」(〇〇さん)と、残暑お見舞いありがとうございます。
はい、お盆休み一気に再掲します。

【全国タクシーアプリ】
(初回1,000円割引)
クーポンコード: 28F076
https://bit.ly/2aX9sBy

【G-Callプレフィックス30秒10円の通話サービス】
紹介コード(以下URLから新規申し込みで250point=12分30秒分)
https://www.g-call.com/30/?s_ctmno=1285273

以上だったかと。
少し場違い感がありますが、まぁ夏休みということでご容赦を。
(そのうち削除するかもしれません)

スマホカメラにはシャッターが無い?

先の記事「高速シャッター1/8000秒はもう過去のものか」[ Link ]に関して、少し話題が出たので派生的に...。

そもそもスマホカメラにもシャッターがあるのか?という話。
答えは「当然シャッターはある。」となる。
もちろん、機械(メカニカル)式の機構をスマホの厚みの中に装備することは物理的に困難だろうし、コスト的にも無理があろう。
こうした観点からは、スマホカメラにはシャッターが「無い」訳だが、言葉遊びをしている場合ではないので、ここは論旨に沿って進める。

シャッターとは、撮像素子に対し特定時間のみ光を与える役目を担う機構である。
この目的を果たすために、先の記事のように電子シャッター(厳密には、撮像素子電子シャッター)により、必要とされる時間だけOnとし、設定された時間が経過すればOffにすることで、決まった時間だけセンサーが光を感知する。

店舗の玄関先に備わったシャッターが上下し開店、閉店、といったイメージがメカニカルシャッターであるならば、撮像素子電子シャッターは、その瞬間に店舗が生まれ、必要時間経過後に店舗が消え去る...とでもいうようなイメージではないだろうか。

結局、スマホカメラには、店舗の前に備わったガラガラ?タイプのシャッターは無いが、瞬間に生まれ瞬間に消えるタイプのシャッターはあるということ。
そもそもシャッターがなければ、光を与える(露光)時間をコントロールできないので、露出の3兄弟のうち一人が欠けてしまいカメラとしての機能が果たせない。

高速シャッター1/8000秒はもう過去のものか

「1/8000秒の存在理由」(2010年1月記事:Link)への流入が恒常的に多い。

同記事の詳細は上記リンク先をお読みいただくとして、高速シャッターへの憧れのようなものが、その昔40年くらい前にはあったように思う。

平成の現在でも、EOS kissやD3400クラスの普及グレード一眼レフは1/4000秒が高速の限界であることが多く、1/8000秒は十分に超高速であるはずだ。
しかしながら、ミラーレスカメラが一気に勢力範囲を広げてくると、そのカタログスペックには「1/16000秒」や「1/32000秒」などといった数字が踊るようになった。

実際には、機械(メカニカル)シャッターと電子シャッターの違いがあり、異なった土俵で「数字の大小だけを比較する」ことはできない。

電子シャッターは、極論すれば、撮像素子を電気的にOn / Offすることで、機械的にシャッターを開閉したのと同じように特定時間だけ感光させる方式。
弊害ももちろんあり、webには、新幹線車窓から撮った斜めに歪んだサンプルを数多く見つけることができる。
On時には電子シャッターで、Offはメカニカル、というハイブリッド式でそれらの欠点を補う技術も出てきている。

過去には、メカニカルシャッターという同じ土俵で数値の早い遅いを競い、それをセールストークに使うこともあっただろう。
今、技術革新に関するアピールは、単なる数値の大小だけではなく、もっと他の要素を語るようになった。
世の中、1/8000秒では驚かなくなったということか。
だが、40年前のカメラ小僧が憧れた1/8000秒は、今でもスゴイ技術なんだぞ、と語りたいものだと思う。

誰でも初めは初心者だった

photo AKIRA MIYAMOTO
手を叩いて拍子を取ることを覚えたら、次にメトロノームの刻みを感じながらリズムを数える。
音符の意味を習うと、楽譜に記された音階に意識を巡らせ、そして和音やハーモニーにたどり着く。

だが、ここから先の階段が長い。
自分は何を伝えたいのか?
どう表現したいのか?

そんなことを言われても、何も手持ちの材料がないわけで...。
先生のフレーズを真似ながら、表現という未知の階段を登り始める。

この長い階段を上がるうち、何か一気に壁の向こう側が見える瞬間がある。
何か、光が射す。という人もある。
途端に、大きな世界が広がる瞬間を見て味わったなら、ここからは一気に加速がつく。

ここまでたどり着かない人も多いだろう。
その時点で、自分には才能が無い、と悟ることも多いだろう。
私も、壁の向こう側を一瞬見たような気がしたが、結局そこを超えることはなかった。

だが、一つだけ同じだと言えることがある。
誰でも一番初めは初心者だった。

今、自分の楽器が、撮影機器という道具に持ち替えられていることに気づく。
そして、同じように撮影機器を手にしている方々へ、撮影の楽しさや奥深さを伝えることが自分の役目であることに気づく。

PCのATX電源を入れ替え

ATX電源 Seasonic SS-560KM
WindowsPCの電源を入れ替えた。
このSS-560KM、毎回CPUフル稼働状態でよく働いてくれた。6年ほどだろうか。

7〜8年ほど前は、宮本はApple派?Macでしょ?と聞かれることがあった。
だが、特に拘りがあるわけではなく業務内容により使い分けをしている。

その昔、美専の夜間コースに通っていた時には確かにMacを利用していた。
以降、世の中がWindows色に染まってゆくに従い、AdobeのアプリケーションもWin版を導入しPCを増備。
ところが、やはり写真関連では「色や階調」の不安定さ、モニター管理の大変さを痛感。MacBook Airが手に入ってからは、主軸はMacに固定した。

現在業務使用の機器は、写真現像・画像処理等と関連業務、およびレコーディングにはMacを、映像系編集業務にはWindows自作組立PCを使用している。
映像系は、PremiereCCが重かったこともあるが、4Kデータ6台〜8台分に加え音声5ch.だとかのタイムラインをMacbookProでこなすのは無理で、MacProやiMacProに至ってはコスパが悪すぎ投資対象にならない。
現在は、Premiereからは離れているため編集アプリケーションの問題もある。

ということで、PC組立趣味に関心はないのだが、必要に駆られて作業を行っている。
パーツ購入時には、投資金額優先順位の筆頭に据えよ。といわれるほど重要でありながら目立たない存在である電源。

エンコード専用機で、毎回CPUフル稼働を支えてくれるSeasonic製品。
置き換え後も、同ブランド新型が稼働し早速フルエンコードで走っている。

さて、この旧機体はどうしたものだろう。
2012年以前のものは買取するところもない様子...。

そのスクエアフォーマットに必然性があるだろうか

photo AKIRA MIYAMOTO

先の記事「二刀流であれ」[ 2018年8月6日:Link ]のように、真俯瞰(真上から見下ろす構図)が目に馴染み、現在のスタンダードだと感じるようになってくると、同じくスクエアフォーマット(正方形構図)も親しみを感じるに違いない。

いずれも、Instagramに端を発した一つの流れであろうが、写真を楽しむ・表現する。といった観点からは、スクエアに押し込むことによるデメリットのほうが多いのではないだろうか。
弊害となる理由は、ここでも過去から何度も書いている。

写真は、縦構図でも横構図でも表現する方法があるにも関わらず、一つだけに制限され「額縁のバリエーション」が1/2になってしまう。
正方形に押し込むことにより、フレーミングや被写体配置の自由度・ダイナミックさが狭められてしまう。
イメージセンサーの長辺側が無駄になってしまう。
見る側は、逃げ場がないために苦しさを感じる。(この苦しさがアイキャッチの効果に直結するわけだが...。)

といったものだろう。

では、メリットは何だろうか。
それは、SNSにおける親和性だとか、文頭のような時代の流れに則ったフォーマットとして親しみを感じるため、アピール度や好感度アップに結びつく。
といったところだろうか。

詰まるところ、コマーシャルベースでのアイキャッチを目的とした用途では効果的。
だが、写真趣味や写真表現としては、手段が半分・額縁が半分になってしまう。

流行りだから...、
みんながやってるから...、
だからスクエアで撮る。

いや、もちろん難しいことを、いちいち考えろなどとは言わないしそんな必要はないと思う。
ただ、そのスクエアフォーマットに必然性はあるだろうか。

撮る人の、撮った時のテキトー感は、その作品に如実に表れる。

二刀流であれ

photo AKIRA MIYAMOTO

激しく暑い日にも関わらず、夏の講座にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
先週は台風接近のため安全優先で中止。今週は変わって猛暑ながら、有意義な時間が過ごせたものと思います。

時間と費用が必要ではありますが、非日常空間に身を置くことにより、感性を切り替えていただくのも一つの目的。そして、同じご趣味や共通の話題で、場を一にして語るのも貴重な体験だと考えています。


目の前のデザートで2カット。
上(記事頭)のものは「真俯瞰」、イマ風の真上からのカット。
下(文末下)のものは、従来通りに縦構図で。 いずれもiPhone7plus。

上のイメージは、出版物や商業印刷系の感覚、とのお声も。
確かに、真俯瞰はここまで一般的になったと同時に、下のイメージの縦構図が如何にも古いように感じてしまうのが、2018年の今なのだと改めて認識する。

どちらが良いか?の、二者択一ではなく、いずれも用途や目的に応じて使い分けるところに「本来の写真の楽しみ」が存在しているはずだ。

テレビ番組で多くみられる「正解は何番?」の「当てモン」式の思考で頭を麻痺させず、どのようなものでも、どのようにでも使い分けられる二刀流でありたい。

そして「体験と共有時間」を提供できるよう役目を果たしてゆきたいと思う。
IMG_3026_2018_2.jpg

「宮本章光の視点」としてリニューアル

photo by AKIRA MIYAMOTO

"Photo and Message" として、2005年10月に投稿をスタートしてから早くも13年近くが経過しました。

初期の、スタンドアロンで細々と記事をアーカイブする状態から、事業サイトAnd EMのOfficial Blog としてwebの枠組みまで統合し、現在に至ります。

途中、時代は変わりSNS全盛期を迎えたものの、栄枯盛衰、今となっては貴重な12年と10ヶ月(2018年8月現在)のすべてのアーカイブがここにあるのは、これはこれで価値があると思っています。

取るに足りない戯言が多くお恥ずかしい部分ばかりですが、ここは「スルー検定合格者」の皆様お得意ワザで軽く流していただきたいと思います。
八方美人的に、あれもいいね、これもいいね...的な、平均点の記事を残すつもりはありませんので、思いっきり偏ったテイストにしていますが、意図的に構成していることを理解のうえ波長を合わせていただく皆様とは深いお付き合いが実現しています。

ここ数年、ご訪問いただく方々の裾野が大きく拡大していることと、初期のポリシーに掲げた写真関連の項目に限らずに、さまざまな情報に触れ幅広くアーカイブしてゆく方向に舵を切りたく、タイトルを「宮本章光の視点(みやもとあきらのしてん)」として再構成、オピニオンアーカイブとして継続運用いたします。
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