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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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インスタ映えと写真を撮る意欲の原点

SAKURA2018 photo AKIRA MIYAMOTO

「インスタ映え」のワードも、そろそろアーカイブ殿堂入りだろうか。
この言葉には、faecebookに投稿を続けるのと似たような、抵抗感、違和感というのか、ネガティブな方向のベクトルをもったゾクッとする感覚を感じる瞬間がある。

そもそも、自分自身にとって写真を撮るタイミングは「これ、写したい!」と思うからシャッターを押してきた。少なくとも業務撮影以外の時間においては。
だが、時代は、インスタ映えする被写体は何か、インスタ映えする撮影方法はどうなのか...。
と、逆に小難しくしてしまっているようにさえ思える。
それに、投稿することがまずありきで、投稿するために写真を撮る。
ま、そこにビジネスを絡めてきた以上、仕方ないのだろう。

目の前にある「これを、今、撮ってみたい。」
という気持ちを大切にしたい。これが写真を撮る意欲の根源だと思う。

Facebookにまだ投稿を続けるのは?

今に始まったことではないのだが、今回はCEOが議会証言を求められるなど、データの扱いについて大きな社会問題となっているFacebook。
この場に及んでも、まだ日々投稿を続け、ひたすらいいね!を押し続ける人たち。
いや、それはそれぞれ人の自由であるし、第三者がコメントする立場にはない。

今、不思議な?違和感を感じるのは、それが企業の公式ページである場合。
プロモーションの一つの要素になっているために、今さら止めることができないのだろうと予想する。
どんなデータがどのように利用されようとも大勢に影響はない、自社の露出を図りユーザー体験を提供するのがこのメディアの役目だ。だとかの声も、広報室・企画室やメディア・プレスルームあたりから聞こえるような気がする。

だが、これが旧来のメディアや媒体であったならば、そこに僅少たりとも不祥事が起きれば、広告やスポンサー引き上げなど「可及的速やかに処理すべし」といったトップダウン指示が出されたはずだ。
日本企業での担当部署の「中の人」は、今、どういった判断をし、日々投稿を続けているのだろうか。

スペースXや自動運転で有名なテスラは、CEOの一言でFacebookページを削除したとのニュースもある。
日本人の感覚は世界と異なるのかもしれないが、自社のオフィシャルwebサイトに「当社のフェイスブックページへいいね!をお願いします」と、今もなおデカデカとバナーを貼ったままの姿を目にすると、やはり大きな違和感とともに、恥ずかしさを感じずにはいられない。

iPhoneのポートレートモードを楽しむ

iPhone7plus ポートレートモード

たまには、iPhone7plusのポートレートモードを使ってみる。
残念ながら苦手な部分がハッキリと出てしまった感はある。

ポケットから取り出して、すぐにこうしたイメージが撮れるのは素晴らしいこと。
ストレートにボケ味を楽しんでみるのも悪くない。

スマートEXの年会費無料に見る意識改革の必要性

JRsmartex_infoimage.png
「スマートEXとエクスプレス予約の比較であまり語られない部分」[ Link ]の記事で、表面的な情報だけでは伝わりにくい事項もあるように思う。といった内容を書いた。
もちろん、どちらのサービスも同じだ、などという意図は皆無である。実際には両サービス間では差異が存在している。

ゴールデンウィークにはスマートEXに早特商品の設定がない。との公式サイトの記述もさることながら、その一ヶ月前である3月27日、28日の予約開始時、午前10時前には、ログインがしづらい、あるいはレスポンスが遅延する、といった状況になっていた様子。
実際にアクセスしてみると、待ち時間が表示された。
同じタイミングで、もうひとつのオンラインサービスであるEX(エクスプレス)予約にログインしてみると、こちらは問題なくメニューが表示された。

ここで考えたいことは、
年会費等が不要なサービスと、同会費が必要なサービスとの間に、販売商品の差異があるとともに、webでのレスポンスといった部分にも違いを見出せる(現時点では。将来的にそして明日以降がどうなるかは不明)こと。

以前にも「何でも無料無料...で麻痺しているんじゃないか」といった内容を書いたことがある。
無料で役務提供が受けられるなら、そんなありがたいことはないのだが、その裏に何があるのか?なぜ無料なのかを知っておく必要がある。
そして、何でも無料が偉い、何でも無料で良い、のなら、あなたの給与も来月から無料でいいんだね。ということ。
何を大袈裟な、と笑うなかれ。経済原則の根底をおろそかにしてきた結果が現在の状況。
そして、最終的な辻褄を合わせるための「偽装」や「捏造」。

肝心な時間にアクセスできねぇようなサーバーはクソ...だとかwebに放っている人たちは、年会費1,080円を払うほうのサービスを見てから判断しても良いのではないかと。
まずは、サービスの価値とその対価を見極める意識改革から始める必要があるように感じる。

スマートEXとエクスプレス予約の比較であまり語られない部分

エクスプレス予約GUI
業務上、移動が多いため、東海道山陽新幹線のEX予約やスマートEX、他、オンライン予約サービスを利用する機会が多い。
先日、ふとwebでこうしたサービスについて調べてみると…。

どういった仕様なのか、料金はどうなのか。
これらの情報がこと細かに記載されているサイトは多い。サービスをこれから契約しようとしている人や、前振りの知識をお持ちでない方々にはどれも価値あるサイトなのだと思う。

当然、JR東海の公式サイトには全ての情報があるが、web検索上位表示の個人サイトを見て済ますこともあるだろう。
こうしたサイトであまり言及されておらず、実際に登録・利用して気づく部分がある。
例えば以下のような事項。

【よくある比較サイトではこのような感じ】—
1.
●エクスプレス(EX)予約:
スマートEXよりも割引率が高く値段が安いが年会費が必要
●スマートEX:
値段は窓口購入定価とほぼ変わらずあまり安くないが年会費が不要

2.
●エクスプレス(EX)予約:
特定クレジットカード申込が必要
●スマートEX:
既存の手持ちのクレジットカードで登録可能

【実際に登録・利用し判ること】—
1.
●スマートEXにも、3日や21日前までの予約で適用される早特商品がある
2.
●エクスプレス(EX)予約でも、既存手持ちのクレジットカードで登録できる会員属性がある

前述のようにJR公式サイトに全ての情報はある。だがこれらは、実際に登録し予約・購入時に気づく場合もあるかもしれない。
特に、早特関係の早期予約割引切符がスマートEXでも購入できること。
具体的に、すべての早割商品が、EX(エクスプレス)予約と同一条件・価格なのかどうかは一つづつ確認していないが、窓口で購入するのとほぼ同じであまり安くない。といった表面的な情報だけでは知ることができない。

また、EX(エクスプレス)予約は、指定のクレジットカードの契約が必要。との事項が強調されるが、ブランド限定で手持ちのカードを登録する会員属性も選択できる。
これは、過去のプラスEX会員と同じ。ただしポイントによるグリーンプログラムはない。
この会員属性(旧プラスEX)の場合、JRのweb UIでは、項目名のないグリーンの帯だけ残っているのがセンスとしては痛い。

webでの検索結果上位に出る多くのサイトでは、こうした、横からの切り口で確認・検証しているところがほとんど無く「アフィリサイト」ばかりであるのが残念だ。

SNSはもういいだろう

AkiraMiyamoto's Photo

講演会やセミナーの場でお会いする方々とお話しをする機会に感じること、それは終了後の立ち話し等の場でお聞きすることが多いのだが、「写真の楽しみはSNSへ投稿すること。そしていいね!をたくさん集めるために写真を撮る。」といった感覚をお持ちの方が多いことである。

まずはSNSありき。というスタンスで、SNSへ投稿するために写真を撮る。
どうしたらもっとカッコいい写真が撮れるかを知りたいから今回のセミナーに参加した。
もっと数多くいいね!を集めたいから写真の勉強をしようと思った。

こうしたお声が多い。いや「多かった。」
既に過去形になりつつある。

確かに、現在でもなお、SNSへ投稿するのは写真撮影の大きな目的だと思う。
だが、そろそろ、
小さい子供さんの動きをしっかりと捉えたいから一眼レフを手に入れるのが良いのだろうか...。とか、
スマホのエフェクトに頼らない大きなボケ味が欲しいけれど、ミラーレスでもボケは出るのだろうか...。
といった感じの声が戻ってきているように感じる。

また、いつもスマホで撮った同じような写真ばかりなので、そろそろ入門用の一眼レフカメラを買ってみたい。との声も戻ってくるようになった。

第三者へのユーザー情報漏洩など、プライバシーに関して大きく社会問題化するSNSに「いつも同じような」写真を垂れ流すのはもういいだろう。
楽しみは、もっと別のフィールドにも数多く存在しているはずだ。

春の気配

IMG_2825_2018.jpg
「菜の花を撮ろう!スマホカメラ教室」を開催させていただきました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

スマホカメラのセミナーやワークショップというと、このアプリを使ってね!だとか、真上や真横から撮るのがインスタ映えの秘訣〜。って感じで、スイーツを撮ってからその後は美味しくいただき、そのままSNSでいいね!を交わし合って終わり。
明日からはまた今まで通り、変わりばえのしない写真が続く。
こんなケース、多いのではないだろうか?

視点がSNSありき。になっている時点で、カメラや写真のスキルアップとは異なるフィールドにあるように思う。(それが良いか悪いかを語るものではない)

スマホカメラでも、ある程度の背景ボケが欲しい。それならどうするのか。
専用アプリでボカす方法を知りたいならそれはそれで良いと思うし、iPhoneならポートレートモードを使いましょう。だろうか。
だが、費用と時間をかけて学ぶならば、もっと違う方法があるのではないだろうか。

今、学びという名を掲げたお楽しみ交流会が増えてきている。
今だけ楽しければいい。今だけ役に立てばいい...。
写真の世界での「失われた10年」の大きさは、過ぎ去ってから判ることになるかもしれない。
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