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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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コミュニケーションの不足

Photo by AKIRA MIYAMOTO

事業サイトを公開していると、日々さまざまなお問い合わせをいただく。
基本的にはフォーム送信で届くメールへの返信という形をとっているが、その節目節目でコミュニケーション不足を感じることが多い。

私のところは、私自身がすべての案件に応対しているわけで、回答時点で自分自身を名乗り、一つづつ手入力で返信文を書いている。自動応答の定型文を返しているのではない。

特に撮影案件ではスケジュールの確保が必要になるため、可否の連絡は必ずいただきたい旨、念押しをさせていただき記載している。
ところが、結果として受注確定となる案件であっても一週間以内に何らかの回答があるケースは皆無に近い。
結果としてダブルブッキング、トリプルブッキングが恒常的に発生する。

中には、問い合わせをいただいてから数ヶ月後に「発注決定しました」と連絡が届く。
可否の決定はまだであっても、検討・稟議を回すので、まずは仮押さえは願いたい、等の暫定回答は必要ではないだろうか。
仮でも良いので必ずご返事をいただきたい。それはスケジュール対応できなくなるリスクがあるから。と説明していても何の返信もいただけない。

結果として、問い合わせ時期が後であっても発注確定の連絡を先にいただいたところでスケジュールは確定する。続いて、初めに問い合わせをいただいた方から「確定しました」と。この場合は電話で連絡いただくケースが多い。
しかしその時点ではすでに先約ありとなっているわけで、「なんだコイツ、発注お待ちしていますと言ったじゃないか!」という態度で会話が終了する。

何というのか、発注者が100パーセント偉くて、受注する側はまるで奴隷かのような態度...。
社会人としてのビジネスマナーがなっていないな、と感じるのだが、まだ会話が出来るのは良しとしたい。
時間をかけて最初の問い合わせに回答しても、何も連絡はない。
まぁ、これはweb問い合わせの性格上、当たり前といえば当たり前なのだが、何かと寂しい人と人との接点...。

かくして、すべてアンタが悪い、と叫ぶ中高年クレーマーが増加し、会話ができない若者も増える。

明日も仮押さえしている日だが何も回答はない...。

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人の心を弄んではならない

Photo by AKIRA MIYAMOTO

どんなときも、人の心をもてあそぶようなことをしてはならない。
どんなときも、礼儀を忘れてはならない。
人はひとりでは生きて行けないのだから。

猛暑が続きます。
夕涼みに出てみませんか。

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タダ至上主義?

Photo by AKIRA MIYAMOTO

万人受けを狙った八方美人的な記事を書くつもりはないため、毎回かなり偏った私見の場となっていますが、定期的にお付き合いいただいている方には感謝申し上げます。

さて、
「タダ至上主義?」というタイトル。
世の中には、とにかくフリーソフトを薦める人たちが多い。
優れたアプリケーションは数多く、うまく利用すれば大きな成果を手にすることができる。
それ自体、何も問題はないし異論はない。大いに結構だと思う。

私が違和感を感じるのは「タダだからそのソフトを使え」と生徒さんに勧め、そして「その操作方法を指導して代価を得る」人たち。
フリーのソフトの使い方を教えるのが悪い、と言うつもりはない。しかしながらフリーソフトは表目には見えない開発者が居り、同時に日々改良を加えるオープンソースのような場合には数多くの支援者の努力によって成り立っている。
その講師は、こうしたところに寄付や支援を行っているのだろうか?

フリーのソフトをwebから無償で入手し、それを大切な生徒さんたちに使わせる。自分で苦労して操作方法やテクニックを身につけたんだからそれを皆さんにも広めたい、皆さんには苦労をして欲しくないからね…。と、言葉ヅラはキレイだ。
ならば代価をいただいてはならないと私は思う。あるいは前述のような開発者に人一倍の大きな支援を贈るべきではないだろうか。

フリーソフトを薦める講師の多くは、第一声が「タダだから」であることが多いようだ。
タダ、タダ、と発する人たちは、投資なき見返りだけを求めるギャンブラーとオーバーラップして見える。いや、ギャンブラーも最初に投資がある。

何でもタダ至上主義なら、あなたの給与や講師料もタダで良いはずだ。
だが、これでは世の中成り行かない。経済原則を学んだ方が良いのではないか。

フィルター遊びの人たちにも五分の魂

AkiraMiyamoto's PHOTO

フィルター・エフェクト遊び...。まだまだ隆盛を極めているようだ。
もういらない、というくらいフィルター遊びで感性を麻痺させるな!的な記事を書き続けている。何の恨みがあるわけでもない。
しかしながら、色の調整が判らない!とSOSを発する方、相談いただく方が増える一方だ。
ご自身で「おかしくなった」ことを自覚なさっているのはまだ救いがある、ということ。

お仕着せのエフェクトを使うアクションは、用意されたプリセットから選んで適用するという「単純作業」なので、自分が欲しい色を創り出す能力は必要とされない。
お遊びで満足している方々はここがゴール地点。

だが、何らかの加工や調整にチャレンジしてみたい方も確かに増えている。
画像処理段階では、処理スキルがなくては自分の欲しい色や結果を手に入れることは難しい。
残念なことに、自分が欲しい色がどこにあるか?を意識した体験がないために着地点が見えず画像処理迷路に陥る。
結果として、単純な処理さえも難しく捉えてしまいスタート地点に逆戻り、プリセットエフェクトで遊ぶことに甘んじる。
これが実態ではないだろうか。

望ましいと感じる作品を数多く見る…という先人から耳にタコができるほど聞かされた言葉。
望ましいと感じる色を脳裏に焼き付けることで、少なくとも色についての着地点は認識できるのではないか。
それがデータとして正しい色かどうか、も大切だが、まず自分自身が好きな色、としてアタマの中に刷り込む。
そのゴールに向かって処理技術を磨く、といった進め方で結果を変えることができるのではないだろうか。

彼らは口を揃えて言う。お遊びだから割り切っている、と。
ならば、お遊び以外の正論直球ストレートも見せて欲しい。

iPhone5s + PhotoshopCC。
【tumblr.】https://tmblr.co/Z1n2Et1M3A7f5

iPhone Cameraをもっと楽しむ講座

iPhoneCameraをもっと楽しむ講座
iPhoneカメラをもっと多彩に使いこなす、iPhoneカメラ講座「iPhone Cameraをもっと楽しむ」を皆さんとともに楽しく修了。

昨年より単発のオーダー講座として数回実施してきたものを、今回、チェリービーンズ様主催の講座としてブラッシュアップし開催させていただきました。
遠方よりお越しいただいた方、初めてお会いする方とともに充実した時間をご一緒することができました。ありがとうございました。

今回ご参加いただけなかった方や新たに興味をお持ちになった方を対象に、来月も実施の予定です。
詳細はあらためまして。

HDR本来の姿

Akira Miyamoto's PHOTO
HDR(ハイダイナミックレンジ)と聞くと、エッジが極端に効いて彩度が異様に高い独特の世界を連想するかもしれない。
あり得ない雰囲気を一枚の写真の中に再現するその姿に、写真加工に対する意見も千差万別。
これは加工表現の一つの姿だと考えれば良い。

だが、HDR本来の目的は、一枚に収まりきらない大きな明暗差を一枚の画像の中に実現することではなかったか?
印刷物への使用を前提としたようなケースでは、更に狭くなるダイナミックレンジに対応するため、ハイライトを押さえシャドウを上げ画像処理を行う。
テレビ映像などは更に激しく、ニースロープ(ハイライト部分)を思いっきり寝かせ飛ばないように圧縮しているため真っ白なドレスでも階調が残りシワが認識できることで質感が伝わる。
同じくシャドウ部分も潰してしまうと単なる電気の消えている画面と同じ状態になるため、ガンマカーブを持ち上げることで黒いタキシードでもシワ部分の影に立体感が見えてくる。

こうした階調を重視することで質感を伝えることが可能になる。そのために技術革新が重ねられてきたのである。
しかしながら、近年流行?のフィルター遊びは、これらの階調を意図的に潰し破壊する。
だから不自然に見える。
その不自然さが意表を付くために人目を引く。
人目を引くからトラフィックが増大し、エンゲージメント向上に結びつく。
結局は、広告宣伝の効果を上げる単なる材料としての目的のみで写真が使われているのではないのか。


ハヤリに乗っかって我が子の写真まで破壊したデータしか残さない平成の親。
ハヤリに乗っかって学校行事の記念写真まで破壊したデータで残すのが良いと思う人たち。

考え方は人それぞれだから、誰も批判できないしする気もない。
だが「歴史を作る」とは、
その時代に生きる者が、脈々と続く長い絵巻物に自分の作品を記してゆくこと。
先代から引き継ぎ、後世に残す。
平成を生きる私たちは、未来に恥じない結果を残す責務がある。


iPhoneのHDR機能をOnにした撮影とPhotoshop上での入念な階調調整を行った。
フィルター遊びのアウトプットと区別ができないようだと、階調に対する感覚が相当麻痺しているのではないだろうか。

【tumblr.】https://tmblr.co/Z1n2Et1LdYxo4

画像データではなく「写真」を残したい

Photographer AKIRA MIYAMOTO

日が落ちた直後の僅か数分間だけの時間帯。
この一期一会の雰囲気を収めるために、階調を最大限に残すことを考える。

撮影実習では、露出を抑えることにしか言及していないが、なぜ露出を切り詰めなくてはならないか?を考えられるようになれば一つ階段を上がることができるのではないだろうか。
このあたりは、撮影現地で追々お伝えして行きたい。

また、カメラの通常設定状態での撮って出しでは、ここまでの階調は再現できない。
そのためPhotoshop上で「見た目の記憶」に近づけるべく処理を施す。
人間の記憶や一枚の写真として望ましいと考えられる階調表現を実現するために「撮影と画像処理」をセットで考える。

トラフィック増大のための材料として、見た目のインパクトだけを重視した使い捨てにされる「単なる画像データ」ではなく、脈々と続く歴史の一部に恥じない「写真」としてのアウトプットを実現させたいと思う。

【tumblr.】https://tmblr.co/Z1n2Et1LKv_bo

写真は縦も横もあるから

Akira Miyamoto's Photo

一枚の写真作品として見る場合には、縦と横と二種類の意図を伝えることができる構図という要素。
それを一種類に固定してしまう必要などどこにもないように思う。
写真は縦構図も横構図もあるから面白い。

【tumblr.】https://tmblr.co/Z1n2Et1Kyb0iN

影に仕事をさせる?

Akira Miyamoto's Photo

「影に仕事をさせる」とは、光と影の対比によって被写体の形状や濃淡、陰影を語ることを知っていただくため、カルチャー等で私がよく使う言葉。

この日は自分自身が影になった訳だが、確かに「影に仕事をしてもらった」一枚。
天候と時間が味方してくれた。

【tumblr.】https://tmblr.co/Z1n2Et1KtzaiB

テクニックとメンタルと

AKIRA MIYAMOTO's Photo

このところかなり派手に目に付く「メンタルだけで写真が撮れる」と謳うセミナー。
他方、技術・技法に重点を置いた講習会。

両方をうまくバランスしたところが最も結果を生み易いと思う。しかしながら、その「フツウ感」が人目を引かないのだろう。
なので、心を込めるだけで...。のメンタル訴求系ものばかりが流行る。

対極にある技術講習会的なものは、テクニカル系のコンベンションの一コマでひっそりと開催されていたり、あるいはメーカー系の新製品紹介のオプション的な展開で、有名どころのゲストスピーカーを招いて開催されたりする。

私の講演は、どちらかに偏ったウエイトを置けないので、結局「フツー感」を拭いきれない講習・講演会になってしまうのかもしれない。
だが、必ず結果を出していただけるよう心がけている。

「タイヤ」を撮るのではないんですよ。
ホイールやキャリパーがカッコ良く見える要素を考えてみませんか。

【tumblr.】https://tmblr.co/Z1n2Et1Kc8XPn

【出張写真教室・カメラ研修セミナー・講演講師派遣】

タッキー816みのおエフエム様(FM放送)2014年7月番組ブログ

一昨年2012年10月から、月に一度【タッキー816みのおエフエム】様の番組「カメラとお散歩」に出演させていただいていおります。
今月2014年7月の放送では、「撮影データのバックアップについて」といった内容のお話しをさせていただきました。

原則として第一水曜日の午前11時オンエア予定、サイマル放送でもお聞きいただけます(次回は8月6日の予定です)。また、今年度からは当日の19時40分ころより再放送もあります。
番組ブログでは、各回ごとに内容をまとめていただいた過去全てのアーカイブもありますので是非ご覧ください。

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