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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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頻繁に壊れるという人

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最近、PCが壊れてメールが読めなかったので...。という人を何人か目にする機会があった。
しかも、大抵は同じ人。そして、繰り返しトラブルに逢っている様子。

特定の人のところだけ壊れやすい。とはどういうことだろうか?
使用方法や使用環境によるところが大きいように思うのだが。

私自身もHDDの突然死を経験したことがあるので理解できないことはないが、PCと名の付くものとは15年以上付きあってきて、HDDが飛んだことは一度だけしかない。
温度管理や寿命が尽きる前に入れ替えるなど、運用方法で解決することも多々あるはずだ。
もちろん、突然死なのでこれは確率の世界になってくるのだろう。Googleでも数値を公開していたように思う。

大体、データセンターを見学すれば一目瞭然だが、空調や電源管理、人の入館管理まで徹底されていることが判る。
それなのに、ことPCとなると部屋のエアコンは使わず、ケース内の埃も溜まり放題?

過剰な負荷をかけるようなセッティングや使用環境も大きく影響する。
長時間の高負荷稼動の条件で使用するような場合には、それなりの対策が必要だと思う。
私も専用機を用意して対応している。

他方、BIOS変更によるオーバークロックなどは「遊び」であって、仕事で使用するPCでは行うべきものではない。
まして、それが原因で故障し、仕事のメールが読めなかった...と?
仕事に対する信頼も自ら下げているように感じる。

同じように、撮影関連の機器に関してもノーマルセッティングで使わずに、何か手を入れていることが偉いように勘違いしている人も多い。
その改造(調整)が、仕事の結果を出すために必要である(これは判る)ならまだしも、見た目だけで格好付けるのはどうなの?と感じる。

センスの悪い改造を加えたクルマで繁華街に乗り込んで来る姿を目にする機会は減ったが、本人はそれがいいと思っているのだから大きなお世話なのだろう。
PC壊れたんで...と、枕言葉にしてくる人を見ていると、何かそんなクルマとオーバーラップして見えてしまう。

お花は、そんなアピールをすることはない。
短い寿命の中で、役目をまっとうする姿を残す価値があるように思う。

ボケ過ぎた写真になる?

単焦点でも絞りと距離を適切に

「単焦点レンズ」を入手される方が誤解してしまうこと。

汎用ズームと単焦点を、同じボディ・同じ焦点距離で、そして同じ絞り値で、且つ同じ被写体に対して同じ位置(画角)で使っていれば原則として同じボケ具合になるはずだ。
だが誤解は、その(背景)ボケ具合が、上記のような同一条件でありながら、レンズによって異なるものだと思い込んでしまう。

3列程度並んだ集合写真を撮りたい。でも単レンズだとボケ過ぎるのでダメだ。汎用ズームの方がボケない。
という声があった。
それは、絞りを開放に近いところまで開けたままにしているからであって、適切なf値になるように絞り込めば良いだけのことだ。

まして、開放から絞り込む度合いが大きい(種々収差などの問題があるので限界があり最小絞りまで絞るのは逆効果)ほど画質は向上する。
そのために、f5.6でしか使わないにも関わらずf1.4開放のレンズをf5.6まで絞る。
そうして得られた画質は、開放値がf5.6のレンズを開放で使った絵とは大きく差がつく。

単焦点レンズだからボケ過ぎるのではなく、f5.6よりももっともっと開けた世界に行ってしまっているからボケるのであって、それは意図してその表現のために使う部分である。

明るい単レンズも、絞れば被写界深度が深くなるわけで、常に開放近辺のf値で使わなくてはならないという決まりはどこにもない。
f5.6のレンズは、f5.6より開けた絵は手に入らないが、f1.4のレンズはf1.4からf5.6までの間も使える訳で、その部分こそボケを表現するための世界なのだが...。
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