表現を「言葉」に置き換えてみる

ポジにチェックを入れたり、フィルム原稿に印を入れるのに使用していたもの。
「ダーマトグラフ」。商品名は三菱鉛筆の登録商標だと思う。
今はポジやネガのフィルムで撮影することが皆無になり、使用する機会がなくなった。
活躍の場を与えてやろう、
と印刷校正紙のチェックに活用しているが、それとて頻度が下がった。
ワックス成分が多いとのことで、擦れ汚れが出易い。
このカットの撮影もお手軽コンデジ。
昨日、オークション用商品撮影を行っているという方から問い合わせがあり、ライティングが望み通りにならない。というご相談を受けた。
その後、丁寧な返信をいただいたが、短い時間での電話による会話とメールによる説明では伝えきれなかった。
ここでも「どう撮りたいか?」という点がハードルになった。
イメージが望むものと異なる...訳であるが、何がどのように違うのか?
それを言葉で表現できれば、半分は解決するように感じた。
このカットはご相談の内容とは異なるが、「存在感を強くアピールする写真」というイメージだとする。
その表現を「撮影手段やプロセスを表す言葉」に置き換えてみる。
---画面の一部分に「固い光」を当てて浮き上がらせる。
---明暗の部分の対比を照明の当て方で表現する。
---色の対比も考慮する。
---画像処理で、彩度とシャープネスを強調する。
という言葉に置き換えてみた。
当然、感じ方や表現手段は十人十色なので、どれが正解というものはない。
一つの方法として、「存在感を強くアピールする写真」に近づいたのでは?