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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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レンズが呼ぶご縁

IMG_7034.jpg

先日の出張撮影指導の方のところでの一枚。

レンズはEF135mm/F2L。
単焦点の極意のようなその写りは、フィルム時代から常に撮影者を虜にするアウトプットが魅力。
フォーカスポイントは大変にシャープ。それ以外の部分は非常に柔らかくボケが出る。色のりもよく、35mmフォーマットでは最高レベルのクオリティではないかと思う。

「出張撮影教室」でお伺いした方...。
このカットをご覧になった後、間髪を入れずこのレンズを入手なさった。

望遠系の単焦点は、人の心を鷲掴みにする魔力がある。
その対比は、この画面では伝わりにくいかもしれない。
だが、PCモニターで見た途端に昇天してしまう。
私は、ライトボックス上でルーペ越しに覗いたポジを見た瞬間であった。

ボディは何世代も入れ替わったが、このレンズとは長い付き合いになる。
撮影でご縁のあった方、そしてこうして出張撮影指導でご縁のあった方...。

このレンズが呼び寄せる不思議なご縁。
大切にして行きたい。

オリンピックレンズ?

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Canon EF70-200F4L ISレンズ。久々のレンズシリーズ。
この画像は、卓上蛍光灯にコピー用紙そして22インチレフ一枚でコンデジ撮影。
気軽に撮るスタイルが心地よい。

現在開催中の北京オリンピック会場で多数使われているであろうモデルは、恐らく開放f値が2.8の方だと思う。
TV中継でも、チラッと花形フードを付けた白レンズを確認することができる。
尤も、500/4や400/2.8、200/2などがメインで、70-200のゾーンはサブの扱いだと思うが。

こちらはf4バージョンの2代目。手ブレ補正のIS機能を備える。
一段分に泣くケースは確かにあり、日中の屋外でも1/1000秒以上のシャッター速度を得たいサッカー試合では開放f4でも足りない。結局ISO感度でカバー...となってしまう。
更に、テレコン使用時には更に高感度設定を余儀なくされる。

それなら僅か一段でもf2.8が良いのか?
これ、一概には言えないところが奥深い。

まず価格。販売価格で2倍近い差。
そして重量。これもほぼ2倍。
道具やコストは極力安く、利益は最大限に確保したい。こちらは経営の鉄則。
2倍高額な道具を使えば、受注や売上げが2倍になる?
...ワケはない。

高信頼は高コスト、といわれるがこのモデルに関しては信頼性は同格であろう。
むしろ軽くなっただけ対衝撃耐性や慣性重量の軽減による負担も減るであろう。
であればこちらのほうがむしろ信頼性は高いと言えるかもしれない。

そして、肝心な写り。
描写全体にf2.8は柔らかい。f4はシャープだ。
f2.8は人物撮影を意識しているのであろう。

私の撮影目的や撮影対象からするとf4で決まりになる。
唯一、ホール内での演奏会撮影には不利であるが...。
そして重量が軽いこと。これは決定的に大きなメリットである。

昨日、歯の治療を行った。
食事ごとに恐々食べ物を噛むのは辛いものがある。

あまりに重い機材は体への負担という意味でもよろしくない。
道具は大切に使うもの。
同時に自分の体も大切にしなくてはならない。と再認識。

「重さ云々を言ってるようじゃ仕事にならん!」と豪語していた日々が過去になった。

どんなレンズで?--来ましたね

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レンズシリーズ。
になるところだったが、またまたコメント回答。

「どんなレンズで撮影...。」

はい、お答えします。ご質問有難うございます。

5月14日掲載の列車のバックショットは、これで撮っています。
EF300mm/F4L。
これも大変お気に入り。 (って、現在所有のものは全部お気に入り)

現在は、IS(手ブレ補正機能)付きのタイプのみになり、このレンズはラインナップから消えているが、コチラの方が画像に若干キレがあり、AFも早いようだ。
鉄系には欠かせない一本。

ちなみに、この300/F4L のイメージを撮ったのは、50mm/F1.4 (f4.0、1/60、ISO100)である。

EF17-40mm/F4L

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久々のレンズシリーズ。

Canonにはもう一本16-35mm/F2.8L という悩ましいレンズがある。
定価で23万円。が、この17-40mm/F4Lは一段分の明るさと画角の差を諦めれば約半値で手に入る。

実際の使用においては、意外とf2.8が欲しい場面もある。
だが、デジ一では感度を上げて対処することができるケースがほとんどである。

また、感度で妥協できないケース(画質が荒れるのが不可などの場合)は三脚使用時なので、私の場合は問題となるケースは僅少。
(まぁ、その僅少でも必要な時には後悔に苛まれるのだが...)

兄貴レンズとの比較はさておき、その画質。
期待を裏切らないシャープさと奥深さを提供してくれる。
一点集中型のジャジャ馬ではなく、平均点が高い優等生的な感じ。

フォーカス時の見え方は135/F2Lに近いものがあり、室内での撮影でも自分の目を信用さえすれば結果が約束されるレンズである。

デジデータによる17mm端の経験は無いが、樽型歪はPhotoshopで解決できるレベルだと思われる。
何より、私にとっては現在一番稼いでくれるレンズであり、50/1.4とともに、これなくしてシゴトはできない、という役目を担っている。
84800415
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