この国にある「水に流す」という言葉

流れる水を眺めます。
流れる水の速さを感じてみます。
多くのものを一氣に押し流す、その勢いと大きな力を受け取ってみます。
「水に流す」
そのことばから受けるイメージは、
不都合を白紙撤回して、初めからなかったことにする。といった意味合いが強い印象があります。
しかし、
大きな転換期には、一旦「すべてを壊して一から作り直す」必要があり、そのためにすべてを水に流す。
そういった感覚としても語られることが多いはずです。
まずは更地(さらち)にしてから、あらためて土台を作り上げる。
一旦、よくない膿(うみ)を出してから、治癒力を高めてゆく。
このプロセスでは、
見た目には「すべてを壊して」いるように見え、同時に大きな痛みをも伴うでしょう。
ですが、
水に流す。その言葉が持つ大きな力は、その痛みや苦しみをも包み込む。そんなあたたかささえも感じることはないでしょうか。
万物に宿る神。八百万(やおよろず)の神。
水の神、水の女神には、そうした包容力があることを、この国の言葉に込めて伝えているのだと感じます。
大きな力。
その力が放つ波長に心を合わせてゆきます。
この力を、たとえ僅少でも受け取ってゆきます。

わたしが感じた心、
「その一枚の中に込めた心」を受け止めていただける方々と、肩を張らず、ともに心から響き合える感動を共有してゆきたいと思っています。
それが、望ましい未来を創り上げる方法だと思うからです。
数を追い、人と比べる必要性。
それらを捨てたときに、初めて見えてくる風景を。
わたしたちは一人残らず、
みな恵まれています。
満ち足りています。
ありがとうございます。感謝申し上げます。
弥栄(やさか)ましませ。
弥栄(いやさか)ましませ弥栄(いやさか)ましませ。
2023/08/24(Thu) 19:46:36 | New Age