「何も考えずに撮る」を卒業する

猛暑が続きます。暑中お見舞い申し上げます。
夏場は意外と写真・カメラ研修や講演・セミナー関連のご指名をいただく季節でもあります。
今般もお世話になりました皆さま、ありがとうございました。
さて「何も考えずに撮る。」という言葉。
もうあまりに語られすぎて耳タコ状態だろうか。
撮ってスグにSNS、いいね!を集めるために秒速でアップする。そんなフローが当たり前の世の中になって久しい。
何も考えずに。という言葉の裏には、本当に何も考えていないのではなく、当然、構図は考えて決めるだろうし、アタマが完全に眠っているわけではないことは理解できる。
だが、撮影するといったアクションが身近になりすぎたことにより、本来「知っておいたほうが良いこと」だとか「操作しておいたほうが結果が変わること」などを知らないままに、撮って・秒速SNS...に偏重しているかもしれない。と気づく必要はないだろうか。
「何も考えずに撮る」ことが偉い!といったイメージが蔓延してしまっているように感じることが多いためである。
写真・カメラには、結果を変えるためにできることが数多くある。そして、そのプロセスを楽しむところに趣味の世界はあるだろうし、業務撮影であるならば、できること・考えることは沢山存在し、それによって商品が生み出す利益も左右しかねない。
こうした、もう一つの世界を知ろう。という流れが出てきたようで、何か嬉しさを感じることが増えてきた。
スマホでパパッとSNS。ではない世界は、一眼レフと簡易な照明、そして簡単な画像処理だけで結果を大きく変えることができる。
当然、どちらの世界が必要か。といった回答は、撮影者とその画像の使途により変わるだろう。
ただ、両方ともに知る者だけがその比較が可能になるし、企業にとっては両刀使いであるべきだろう。
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上の写真は、もう一つの世界を知った人が手に入れることができる。
そして「何も考えずに」スマホで撮ったイメージは下のとおり。

2018/07/24(Tue) 14:57:44 | Information