音楽性に徹底的にこだわった制作
単なる動画撮影を超えた音楽性、鑑賞できる品質を。
クラシックの演奏会だからこそこだわる演奏会ビデオ制作の背景。
単なる動画撮影を超えた音楽性、鑑賞できる品質を。
クラシックの演奏会だからこそこだわる演奏会ビデオ制作の背景。
オーケストラ定期演奏会・コンサート撮影・制作をスムーズに進めるための「ご発注から当日まで」を順にご案内いたします。
オーケストラ・管弦楽・室内楽の演奏会サンプルビデオをご紹介いたします。
基本スタンスは非公開ですが。
クラシック演奏会・オーケストラビデオ撮影制作でご縁のありました皆様よりいただきましたお声をご紹介しています。
ホール収録に際しては、ホールの回線を借りる限り供給されるラインレベル音声(+4dBu)はホールの機器の味付けになります。 音声データはXLRコネクターで支給されますが、こうした接点が増える毎に音声は変化する可能性があります。
オーディオの世界ではケーブルは短くという神話があるようですが、業務用バランスケーブルは長さが最重要なのではなく、どのような接点と、どの
ようなキャラクターのケーブルを経由するかによって音に変化が生じます。
ことマイクレベルでの音声に関わるケーブルは、接点を増やすことで音が変わるケースを経験しています。そのため音声伝送のケーブルについては
パッチベイなどの接点の数や、複数ケーブルの延長接続による接点を増やさない配慮が必要かもしれません。
ホールの3点吊り設備からの音声供給を受ける場合には、ファンタム+48Vの電圧をマイクロフォンに送る(ホール調整室卓から供給)必要があり、完全なパススルーによる純粋な音が取り出せないケースが多いようです。尚且つ、天井から調整室を経由しカメラ位置までのケーブル引き回しを考えると、数百メートルを超える距離を微弱・微細な信号が回ることになります。それらのファクターだけでも音質劣化の要因となり得ます。
ホールにケーブルを配線・施設するディレクションは、映像コントロールやディレクターの視認性・タリー戻しなどを優先する結果、驚くような長さのケーブルが必要になり、結局、重厚長大的なプロダクション運営が必要とされることになります。
同時に音についても劣化して当然の環境かと。
誤解を恐れず言うのなら、重厚長大的なビデオ収録は「放送局の中継」でない限り不要であり、むしろ迷惑以外の何者でもない。
ですが「でっかい規模の収録は偉い」的な発想がまだまだ幅を利かせているようです。
収録を依頼される方であっても、「キッチリと記録して欲しい。でも、目立たないように、邪魔しないように、そして聴衆に配慮して。」
と念押しされます。
近年では、客席を多数占拠して偉そうにカメラを鎮座させるのは困る...と、ホール側からの制限が厳しくなる傾向があります。
「大きいことはいいことだ!」式の業者がすべてとは言いません。が中にはマナーの悪いところもあるようで、撮影に関する規制は厳しくなるばかりです。
演奏会収録に関しては自分自身がステージに乗り演奏する感覚や、客席での聴く立場で演奏会に「参加」する。といった感覚を大切にしたいと思っています。
音声に話題を戻します。ホール音声がラインレベルで出てこない場合、民生ミキサーによるヘッドアンプでラインレベルに上げてカメラに入れるビデオ制作会社が多いように見受けられますが、この時点で「機器の色」が付いてしまい、続くカメラのA/D部分で更に色づけと削ぎ落としが行われてしまいます。
もっと低いマイクレベルで入力したならば、カメラのヘッドアンプを使うことになり、その色が更に色濃くついてしまい「テレビの音」になってしまいます。
このように、現場では劣化して当然の収録が行われていることも多いようです。
また話題が変わり恐縮ですが、ショップの棚に並ぶDVDタイトルを手にとってご覧になってみてください。
トールケースの裏面に「音声:PCM16bit/48kHz」の表示のあるディスク。
カセットテープ録音経験のある世代の方にはノイズリダクションの手段としてその名を知る「Dolby」の表示の方が良質と勘違いしてしまいがちですが...。
Dolby(ac3エンコード)は、ディスク一枚のファイル容量との相談でサイズを小さくしたい為に仕方なく行うか、あるいはシネマ対応のサラウンド方式に対応するのが主たる目的であり音質を向上させる手段ではありません。
大変優秀な技術だと思いますが、ac3エンコードもまたデータを間引いて圧縮したものです。一期一会の貴重な演奏会の記録では避けたいフォーマットではあります。
更には、「ホールトーンを活かしたビデオ収録!」といったキャッチは最近は見られなくなってきたものの、実際には「芯のない明瞭度に欠ける、単なるボヤけた音」を録っている事例を数多く見てきました。
エアマイクと称し、客席最後列に設置したカメラと同じ位置で鋭指向性のマイクを高く立てて収録した音声をミックスしている...。
音楽演奏会の経験が多い方にとっては、「その場所」がいかに音響的に劣悪な場所であるかはご存知の通りです。
確かに、残響の強い音は手に入るかもしれませんが、そこで望遠レンズ的な強い指向性のマイクで捕らえられた違和感のある音が「エアモニター」の音としてミックスされるとどうなるのか?
同じフィールドで話しができないと感じる瞬間です。
カメラの上にある鼻マイク(ガンマイク)のホルダーは空いていますが、クラシック演奏会のホール収録にガンマイクは不要です。
まして、ワイヤレスで飛ばして収録するなど論外と言わざるを得ません。
劣化して当然の収録が当たり前のように行われ、そしてそれが基準になっているのがビデオ業界の現状かもしれません。
映像記録制作の現状と当方でのこだわり7項目です。
■1【演】クラシック演奏会・発表会ビデオ撮影
■2【映】演奏会ビデオと制作会社の現状
■3【音】演奏会の音声の扱い
■4【劣】劣化して当然の収録が行われている現状(当ページ)
■5【線】音質キャラクターを決めるもう一つの要素
■6【感】計数管理では実現できない収録者の感性
■7【精】音楽に精通したビデオ会社
■8【板】第一に「音」こだわったブルーレイ・DVDプレス制作
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