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宮本章光/陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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MVNO(格安sim)は卒業

ここ5年ほど、MVNO(いわゆる格安sim)を渡り歩いた。
だが、これ以上のお付合いはやめることにした。イコール大手キャリアに戻った。ということ。

そもそも、MVNO会社との契約をするのは、スマホの月額料金を下げるのが目的。
実際、コストは下がった。だが、品質は自分の利用シーンでは劣悪であり、キャリアのサブブランドを除くと、現時点では「安かろう悪かろう」でしかなかった。
もう一度書くが「私の利用シーンと目的においては。」つまらない言葉の揚げ足を取り批判する人が多いので念のため。

また、大手キャリアのプランでは「音声通話をまったくしない」にもかかわらず通話定額部分の契約が不可避であったこともMVNOへ逃げる理由の一つだが、ここにきてdocomoでは通話を含まないプランとともに、永年1,500円を減額し続けるプランも発表となったので、これらをうまく活用すれば従来よりコストダウンが可能になる。

もちろん、それでもMVNOとの比較ではまだまだ割高なのは仕方ない。代わりに品質が担保されるわけで、その点に納得すればよい。
ウチの場合はキャリア回線1本は保険の意味で維持しているので、MVNOで遊んだ回線をサブ回線で転入し、データ量もシェアすることで従来ではありえない低コストで維持できるようになった。

docomo2回線とUQmobile1回線。これでモバイルにおける通信インフラは確定。
あとは、低速なMVNOに合わせるような馬鹿げた規制が発効しUQの品質が低下しないことを願いたい。

使いたいときに繋がらない、遅すぎる、切れる...というなら、そのリスクは月額費用で解決すべきだと私は判断した。残りの人生の中で、こんな部分に無駄な労力と時間を費やすのはやめた。大切なことを見失わないようにしたい。
とにかく安いだけしかメリットがない回線はもういい。

高いけど高速が新潮流?

「高いけど高速」が新潮流だとか。

コストメリットがあるからMVNOを選択したのではなかったか?
速度が欲しいならキャリア回線でいいでしょ。と。

キャリアの契約から離れて格安simを味見したい、その気持ちからMVNOに来てみた。
けれど時間帯によっては遅すぎ!という声に対応するためのオプション。
この展開自体は理解できないことはない。

しかし、MVNOであっても、多くの実使用場面で問題が無い程度の速度が確保され、極端な速度低下が起きないならば「高いけど高速」なんてオプションは要らないわけで...。

そう、常時数十Mbpsだとかの回線速度キャパが欲しければキャリア契約でいい。
でも、多くの用途で問題がない1〜5Mbpsで良ければ、昼間でも実現しているsimはある。
探せば「実使用上問題ないレベルの速度」は手に入るのだから。

この「高いけど高速」という展開、
時を同じくして、webではMVNOのデメリットが目につき始めた。
止まらない流出・転出ユーザーを阻止したいキャリアの思惑と、収益構造の改善が必要とされるMVNO陣営の背景がオーバーラップして何か大きな力が働いているように思えてならない。

スマホで固定電話回線を使う

固定電話回線なんて不要...。といった時代になって久しい。
常に手元に携帯電話があり、それはスマートフォンに置き換えられつつある。

現在、携帯3キャリアは「通話定額」固定費部分を外すことができず、音声通話をほぼ利用しない者にとっては無駄な支払いを強いられる。定額だから...と喜ぶのではなく、通話ヘビーユーザーの分まで支払い負担させられているという認識は持ちたい。

通話の過去を振り返ると...、
オフィスにある固定回線では、デスク着席時以外には会話できないことが多く、コール先相手のポケットやカバンに入っているであろうケイタイを呼び出すスタイルが定着した。
こうして音声通話するなら常にケイタイ・スマホ番号へ。の時代に入った。

但し、運転・移動中や案件従事中はリアルタイムに応答はできないため、結局、留守電録音を経るようになる。
自分の場合、出先で着信にすぐ応答できるケースは皆無に近い。

ここで越えたい課題は、留守電確認後のコールバックコストにある。
固定回線番号で受けても携帯番号で受けても、いずれも留守電が大半であるならコールバックが必要になるし、そのコストは低く抑えたい。

だが、オフィスに戻り固定電話で発信する?など非現実的な方法はあり得ない。
ならば、出先のスマホでもコストの低い固定電話番号での着信・発信ができるようにすればよい。と考えてみる。

ひかり電話等のサービスを契約している前提になるが、オフィス内でスマホを内線子機として使える環境とVPN環境を構築し、出先ではスマホからVPN接続し特定アプリを使う。
バッテリー喰いのアプリや、移動によって解除されることもあるVPN接続を機会をみて確認しなくてはならない点はハードルになるかもしれない。
が、多くの人が頻繁にSNSをチェックする回数よりは少ないだろう。

メールシグネチャには今年度から「出先のスマホも固定電話番号で発着信OK」と記載しはじめた。
もちろん、オフィスのルーターが停電等で落ちると利用できない。といったリスクも知った上で。
他の人の通話料金であろう分まで毎月支払っている人には無用の話だと思われるが...。


通信品質悪化とな

「特定アプリケーションの配信に伴う通信品質の悪化」と、公式発表のIIJmio。

本日ローンチの「Pokemon GO」の影響だと思うが、こうした発信がタイムリーにできること自体は素晴らしい。ただ、物事の裏側にも思考を巡らせておく必要があるのではないだろうか。

MVNOはトラフィック集中時に品質が低下する、というのは既知の事実となったが、本日、当方の手元で稼働するMVNO(AsahiNetLTE、UQmobile、FREETEL)は、いずれも通常通りの体感であった。

twitterには、
IIJmioはユーザー数が多いから無理もない。
技術のIIJでも音を上げる凄いトラフィックなんだ。
頑張れIIJさん...。
といった感じの文字を見つけることができる。

IIJのサービスを契約しているユーザーの多くが同アプリを利用したのかもしれない。
また、同社には該当アプリを利用するユーザー層が多いのだろう、との予測もつく。

だが、ユーザー数が多いから...という理由ならば、更に多くのユーザーを擁するOCNモバイルONEや楽天モバイルでも品質劣化が起きていただろうか?
もっとも、普段から他社の品質は論外なんだから、という意見もあろうかと思う。

ここで考えたいのは、IIJmioは「品質の乱高下」が激しいすぎる点。
トラフィック制御が無いはずはないだろうが、トラフィックの増減が「素」に近い形で表出しているように感じさせる味付け、ということ。
そして、積極的に悪化の発信...。

この裏にある企業戦略を想像してみる。
そこにさまざまな思惑が見えてくるのである。

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