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宮本章光/陽の視点 -- And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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コンデジも元気に生きている

photo AKIRA MIYAMOTO

昨日、2018年7月4日のタッキー816 みのおエフエム様の番組「カメラとお散歩」では、コンパクトデジカメに関するお話しをさせていただきました。

同番組内では、私はいつもスマートフォンカメラでいいでしょ?的な発言が多く、一眼レフとスマートフォンカメラとの狭間で、青息吐息か...といった感じのイメージで、お伝えしたことも多かったように思います。
しかし、やはり写真(動画も含む)撮影のための専用機器として、しっかりと基本を押さえて進化してきています。

高倍率ズームを備えたモデルあり、大きなセンサーを載せることで柔らかいボケ感を表現できるモデルあり、そしてRAW撮影でも発熱せずバッテリー切れで通信できなくなる不安もない...。

もちろん、スマホカメラでもボケは加工で生み出せるし、RAWデータでも撮れます。
しかし、自分の意思で自分の操作によって結果を導き出せるところに、写真撮影の楽しみは存在しています。
撮って・秒速SNS。いいね!をどれだけ集めたか?
そんな楽しみを追求するのも、ひとそれぞれ自由だと思います。
ただ、インスタ映え。も、そろそろその言葉を発するのが恥ずかしくなってきているかもしれません。

ホワイトバランス(色温度)でお好みの色に---ラジオ番組に補足して

Shinjyuku EASTSIDE photo AKIRA MIYAMOTO

昨日(2018.05.17)の、FM aiai様の番組「宮本章光のビデオをポケットに」では、ホワイトバランスに関するお話しをさせていただきました。
基準の色に合わせてゆく...といった目的以外に、自分の好みの色に意図的に変化させるといった手段にも使えますので、これを表現手法のひとつとして楽しみませんか。といった主旨でした。

お一人、ご質問をいただきましたので、回答済みの内容を含めナレッジデータベース的な事項をこちらに記載しておきます。

-----[ご質問内容]-----

暖かく黄色っぽい色温度は「低い数値(K:ケルビン)」で示され、
寒く青白い色温度は「高い数値(K:ケルビン)」で示すことができる。
といった、色温度に関する事項はご存じである方。

例えとして、

電球などの暖かい色 [2,700〜3,200Kあたり]
日陰の窓際や曇り空の青白い色 [7,000〜7,500kあたり]
で示される色温度を持っている。(実際にはもっと数値の振れ幅はあると思われるが、代表的な条件として。)

だが、自分で意図的に色を変えたい場合、

「暖かい色にしたい」場合は、7,000だとか8,000Kにする。
「寒い色にしたい」場合は、3,000Kあたりにする。
と、私が放送時に話している。

これは反対ではないのか?間違いではないのか?
といったご質問。


はい、これは間違いではありません。
その光源の色温度とは反対の方向に調整しなくては、目的とする色になりません。

●「暖かい色にしたい場合は、7,000だとか8,000Kにする。」
その理由は、7,000だとか8,000Kの光源の示す色は「青白い」のです。
その「青白さ」を打ち消すために、カメラ(写真もビデオも)は「黄色い暖かい」方向へ調整されるわけです。

同じく、
●「寒い色にしたい場合は、3,000Kあたりにする。」
その理由は、3,000K前後の光源の示す色は「黄色く暖かい」のです。
その「黄色く暖かい」色を打ち消すために「青白く寒い」方向へ調整される。といった仕組みを持っているためなのです。


なかなか慣れるまでは難しいかもしれません。
写真のカメラだと、多くの機種で「色温度によるホワイトバランス調整」ができるはずですので、背面モニターに表示させながら(ライブビュー撮影)、数値(K)を変化させてみると差が一目瞭然だと思います。

お仕着せのフィルターを選ぶのではなく、このように自分で考えながら、そして感じながら調整する部分にも楽しみはあります。

[サンプル写真]
shinjuku-eastside-square。
ホワイトバランスを3,000Kの方向へズラすことで、寒く青白い印象に。

HDR撮影したものは、後から大きく触るとあちらこちらにバンディングが出て綻ぶが、それはこの話題とは別なのでここでは不問と。

スマホを照明機器として使う

昨日(2018.04.19)の、FMaiai 82.0MHzエフエムあまがさき様---【宮本章光のビデオをポケットに】でお話しさせていただいた項目の一つ、「スマホを照明機器として使う」について。

アーカイブ記事、「iPhone内蔵フラッシュの使い道」(2013.10.29記事)[Link]のように、カメラとしてではなく、ライトとしてスマホを使うという方法。
当然、スマホではなく、バッテリーライトでも良いし、他にデスク周りの蛍光灯や照明機器でも構いません。
『カメラ用のLEDライト(電池式)が最適!』
とコメントをいただいた方、ありがとうございました。

私がお伝えしたかった主旨は、スマホの「カメラ機能」ではなく「懐中電灯の機能」だけを使う。といった部分。
機種変更などで余ったスマホが引き出しで眠っている方も増えてきたと思われる現状、スマホ本来の使い方として多くの方が意識する「カメラ」以外の機能でも利用価値がありますよ。と提案する目的があったのです。

敢えて、光量が少ない機種変した古いスマホを照明機器に使わなくても、バッテリーライトのような専用機器が優位であることは十分に理解していますし、もっというならば専用の照明機器は、AC電源を使うものまで含めるならバリエーションは更に広がります。

今回は、照明について語るのが目的ではなく、余ったスマホが照明機器としても活用できるんだね、と気づくことで撮影のプロセスを楽しんでいただければ。といった思いを込めています。
また同時に、スタンド固定ではなく、手持ちでさまざまな方向から照明を当てることが可能になるため、光の当て方によっても被写体のイメージが変わります。

放送では毎回、こんな楽しみもあるんだね、だとか、プロセスをもっと楽しみませんか。といった部分をお伝えしたい、との意図があります。
トークが至らず失礼申しました。
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