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宮本章光/陽の視点 -- And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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鼻デカ犬の年賀状多数

ドクターイエロー photo by AKIRA MIYAMOTO

元日、この場にて簡単なご挨拶のみで済ませ失礼しています。
その後も、多くの年賀はがきによるご挨拶をいただきました皆様にはご返事をせず申し訳ありません。あらためまして御礼申し上げます。

さて、戌年ならではのワンちゃんの写真も数多く。
ネガティブな意図は皆無ながら、結構な割合で「鼻デカ犬」の写真が多く目に入る。それが良いか悪いかではなく、レンズの特性を知っておくのも良いだろうと思う。

広角域(広い範囲が写る)では、近い距離にあるものは大きく強調される。反対に遠い距離にあるものはより小さくなり、結果として対比が大きくなる、といった傾向がある。
広角域では、広い範囲が写るために、周囲の余計なもの入れたくない場合には被写体に近づく。ワンちゃんの場合は、どんどんカメラごと寄って行く。

こうして撮影されたものは「鼻デカ犬」風の、顔が強調された写真になる。
で、それがカワイイんですよ。という意図で作られているカレンダーが売れる。
でも、鼻デカ犬風に撮らないようにするにはどうするの?と言えば、明確に回答できる人はあまり多くない。
(こういう話になると、鼻デカ犬ポスターやカレンダーは、それで売れてんだからいいだろ。煩いこと考えて撮るもんじゃねぇ。と文句を言う人が出てくるが、話の流れとは関係がないので横に置いておく。)

このドクターイエローのように、手前の「鼻」を強調したほうが良い場合には、広角で寄る。
いや、スマホカメラしか手元になかったから結果として鼻デカになったんだよね。というツッコミはなしにして、その特性が自分の撮りたかったイメージと同じであればシアワセな結果が手にはいる。

何か違うんだよね。どうしたら思うようなイメージになるんだろう?という疑問に対する回答は、こんなところにある場合が多い。
今年は、もうインスタ映えではなくインスタ萎えだそうだ。
萎えずにもっともっと写真を楽しみましょ。

EF50mm F1.4 USM無償修理のご案内

「EF50mm F1.4 USM」の無償修理のご案内、といったタイトルのメールがCanonから届いた。
現象:
AF/MFモードに関わらず、フォーカス位置を無限端から至近側に移動させるとフォーカス作動が停止することがある。とのこと。

この50/1.4は、フォーカスリングの遊びも大きく、初期の設計なのだろうと感じる。
幸い、手元の50/1.4は対象ロットではなく現象も発生しないが、過去に2回修理をしており、新たに新品購入する以上の費用をかけているので、このまま現役で活躍してほしいと思う。

過去にご縁のあった方々も、数多く所有されているので、皆様確認をなさいますよう。

肩幅の感覚

photo by AKIRA MIYAMOTO

クルマの運転免許を取得するために初めて運転席に座ると「車幅や前後長」の感覚が、身体一つの感覚とは大きく異る、といった驚きがあった。

昭和の高度成長期に小学生時代を過ごした人間としては、隣家との隙間のブロック塀で衣服を擦りながら走り回り、自分の肩幅の感覚を得てきた。
通り抜けられるかどうかの狭い場所も、肩幅と胸厚の感覚が役に立った。

広角と標準域の2つのレンズを持つと、広角焦点域オンリーのスマホカメラの画角がどれほど広過ぎたか?という点で似たような驚きがあるはずなのだが、この点に言及する声をほとんど見かけない。

なるほど、他人の家の隙間で鬼ごっこをする子がいないこの時代には、肩幅の感覚は無いのかもしれない。
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