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宮本陽・宮本章光 AKIRA MIYAMOTO@And EM Official Blog

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二者択一しかない世の中

デジタル思考というのか?(2009年12月31日記事)http://and-em.com/blog/index.php?mode=res_view&no=2195で書いたことがあるが、以降8年近くの時間が流れた現在、更に「二者択一」的判断が幅を利かせる世の中になってきた。

YesかNoか、正しいか誤りか...。
そんな単純選択しか結果を求めない風潮。

もちろん、事を細分化して行くと、最終的には二者択一判断の積み重ねによって物事が動いているのだと思う。まさにデジタルデータを符号レベルで解析したかのような感じとでも言うのか。

だが、表面的な二者択一判断を繰り返していると、イレギュラーな事項が発生した場合に必要とされる「何を優先しどう判断するか?」という総合的な思考能力が落ちてしまうリスクはないのだろうか。

AIに仕事が奪われるかどうか?を心配する以前に、どこへ行き何を食べたか...といったようなビッグデータの一つひとつを、せっせと日々SNSへ蓄積することに精を出している限り、自ら条件を悪くするばかりかもしれない。
同じように、自分自身が◯か×かしか判断しない生活を送ることは、自らの思考能力も閉ざしてしまっているのかもしれない。

世の中が便利になることは大いに歓迎したいし、AIがどんどん賢くなるのも避ける方向にはないだろう。
こうした環境の中で、自らのポジションや判断基準をどこに置いているか?という客観的な思考を忘れてはならないと思う。

AIが飛躍的に進歩する将来、あなたは単純判断しかできない人間であり、世の中の役に立たないとマークされている。存在・必要性が低いためリソースの無駄と判決が降りたので抹消する...と、クルマをハッキングされて事故死を装い消される。といったSFのような最期を迎えることだけは真っ平御免こうむりたい。

礼儀とバランス感覚

礼儀なんてどうでも良いし、中身があればいい、結果が出ればそれでいい。
といった感覚の人がいらっしゃる。
当然、人ぞれぞれ。

ただ、人と人が面と向かって会話を交わす場合には、最低限のマナーや言葉遣いにも配慮が必要だと思う。
この人は幼少時からしっかりと躾られてきたんだね。と、瞬間に分かるものである。

また、形だけを重んじていても冒頭のように結果が出せなければ生きてゆけない。
このあたりは業務上の駆け引きもあるだろう。
だからこそ、これらのバランス感覚がものを言う。

蓄積され形成された人格は、信頼に結びつく要素としてかなり大きなウエイトを占める。

コンテンツ消費と時間消費

今、世の中の仕組みが「少数の特定インフラ、あるいはサプライヤーと、それを消費する大多数」という図式になり、更に拡大しているように思う。
その図式を俯瞰してみることも必要ではないだろうか。

コンテンツ消費に比例して「時間」も消費してしまうことに気づくと、ビッグデータを蓄積しAIにエサを与える行動にせっせと精を出す、といった自らのアクションに一切の価値を見出せなくなる。

アナログ時計の秒針の動きと、その一秒を刻む音に意識を向けると、一方通行・不可逆な時間の経過と肉体の劣化に背筋が凍る。

雨漏りするバス

梅雨時期になると思い出す、15、6年前の話。

バスの車内で傘をさしたことがある。
そう、車内で雨漏りするから...。

場所は長崎空港から佐世保に向かうバスの車内。バス会社名は記憶に留めていない。
当時、長崎空港ではタヌキが滑走路に入ったから、といった理由での遅延が結構な頻度で起きていた時代。地元の人たちは大村空港と呼んでいたような記憶がある。

この長崎空港から佐世保への所要時間は一時間強の長丁場だった。
私の着席位置は最後列の中央。多くの観光バスなどにも見られるが、そのバスにも最後部中央の天井に換気用ファンが備わっていた。
乗車直後は小降りだった雨が、45分から50分を超えるあたりでかなりの勢いに。
すると、換気ファンの閉じ具合が悪いのか、その隙間から雫が垂れはじめた。

初めは、左肩に何か垂れたような感覚。続いて大きな雫...。
横のご婦人もその状況に気づかれた様子。私と顔を見合わせた後、傘をさしたらどう?とアドバイス。
一瞬言葉を疑ったものの、次々と滴る雨に、持ち合わせた小型の折りたたみ傘を半開きにしてさした。
これ、バスの車内なのだが...。

降車時にドライバーへ最後列で雨漏りする旨を伝えると、「ぞうたんのごっ言わんと!((冗談みたいなこと言うな!)」といった感じで一蹴された。

降りてみるとスッキリと晴れ間が広がり、これは夢だったのか?と思うばかりの天気。
確かに左肩は湿り、傘も濡れていた。

君はオオサカ君かぁ?

卒業後、就職し企業に在籍していた時期がある。

新人でまだ名前も覚えてもらっていない段階で、他支店・他出張所への内線電話をコールする必要があった。
大阪支店にあった同部署内の先輩社員は「こちらオオサカです」と名乗って電話をしていた。

なるほど、この部署ではこうしてコールするんだな。と見よう見まねで電話をかけた。
すると、コール先の所長から「あんた誰や?君はオオサカ君かぁ?」とお叱りを受けた。
以降、
自分からコールする場合は、どんな問い合わせや立場の差があっても、必ず自分の名前を名乗るように心がけている。

あれから40年...、ではなく、30数年。
世の中の種々サービスがwebに移行した現在、サポートセンター業務を提供する企業は、担当者自らの名前を名乗る。というのは基本マナーかと思っていたが、名乗らない会社もあることに驚いた。

なるほど、クチのきき方も知らない企業は担当者も名乗らない。
こんなところにもその会社を判断する要素があるんだな。と。

そんな古い考え方、どうでもいいことかもしれない。肝心なサービスが的確に提供できればそれで良いのだろう。
今後、ますます自動化それにAi利用が進むと、人と人との接点は、そんな些細な部分での差別化に価値を見出すことになるのではないかと感じる。
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