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宮本陽・宮本章光 AKIRA MIYAMOTO@And EM Official Blog

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モノクロには無限とも言える表現がある

photo by AKIRA MIYAMOTO

なんとなくカッコイイからモノクロ?
というのも楽しいのかもしれない。
写真趣味が広がるのは良いことだと思う。


モノクロの奥深さは「階調」をコントロールして自分が語りたい雰囲気に仕上げること。

暗室現像に取り組んだことがある諸先輩方は別として、「カメラ=スマホ」世代の人たちにとっては、写真を撮る、とはスマホを向けてシャッターをタップすること。
フィルターを適用すること。
そして、そのままSNSに上げること。
といった流れでしかないようだ。


他方、デジタル時代ゆえ「撮って出し」至上主義の人たちも現れてくる。

毎回、繰り返し但し書きのように断る必要が出てくるのも世相なのかもしれないが、何が良い、何が悪いということではないし、どちらが正解か誤りか、でもない。

フィルム時代には、
撮影したフィルムをどのように現像するのか。
どのように焼き付けるのか。
といった複数のプロセスに「自分らしさ」を盛り込んでいた。


「撮って出し」も、そのポリシーを貫くのは、それはそれで良いだろうし、
フィルターでデータを破壊する遊びも好き好き...。


ただ、
自分らしさを盛り込む手法として、
カメラが作り出したデータが「本当に自分が表現したい完成品で最高の作品」なのか?
あるいは「十数種のフィルターだけからしか適用できない」お遊びで満足なのか?

こうした狭い範囲を飛び出してみると、そこには本当に言葉通り「無限の表現手段」がある。


今、越えるべき課題は「塗り絵が飽きたら写真から離れる」のではなく、次は「白紙に絵を描いて」みたい、といったところにある。


なんとなくモノクロ?

モノクロ作品をwebに公開する人が増えてきた。

でも、単に「色情報を破棄しただけのモノクロ」とでもいうのだろうか。
レタッチソフトで自動処理したか、プリセットエフェクトから選択してモノクロにしているだけだろうな、と感じる画像がいかにも多い。

photo by AKIRA MIYAMOTO

モノクロの良いところは「階調を語る」点。
極端に明暗差を強調した強いコントラストが作者の伝えたいことである場合、両極端なイメージが鮮烈なメッセージとなる。
反対に、なだらかなグラデーションであったり、階調が物事の順序を語っていたりする場合には、中間部の微妙な明暗差・高低差をしっかり残したい。


こうした作者の意図ははっきりと伝わるので、恐らくこの方は前者のメッセージを込めたのだろうな、だとか、柔らかい階調を出したかったのだろうな、といったことが判る。
しかし、拝見する作品にはそれが正反対になっていることが少なくないのである。

これはもっとコントラスト強くていいだろう。という場面なのに「ひたすら眠い」。
あるいは、もっと中間調が欲しいはずなのに「飛んで潰れて」。の二極しかない。


なんとなくカッコイイから、スマホエフェクトの中からモノクロ選択...?
でも、とりあえずはいいけれど...。
「階調」を忘れないようにしたいものだ。


【Monochrome with iPhone】(iPhoneカメラで撮るモノクローム)
https://amcoandem.wordpress.com/2015/09/12/flow-2/

iPhone撮影モノクロ写真サイトスタート

AKIRA MIYAMOTO Photos

iPhoneカメラ撮影によるモノクロ写真サイトをオープンしました。
【Monochrome with iPhone】amcoandem.wordpress.com/

ここ数年、デジタル一眼レフの性能が一定の完成レベルに達し、あとは表現手法を極める方向、あるいは画像処理を深める方向にウエイトをかけてくる方々が増えてきました。

現在、一眼レフの撮影表現は次々と新たな手法が出てくる時代でもなく、過去から歴史とともに培われた方法をトレースしながらその上で自分らしさを語る、といったどちらかといえば地味な展開にとどまっているように思われます。
また、画像処理の世界に入ってくる人たちも、簡易な明るさや色調整の部分では既に種々ソフトウエアを不自由無く操作できるスキルは身につけているものの、更にアピールを高める手法をみつけるべく試行錯誤している状態ではないかと思われます。

他方、スマートフォンベースの写真撮影では、ソーシャルメディアとの親和性を武器に「簡易なエフェクトで遊ぶ」「意表を突く見た目を得るためだけの派手な加工」といった動きが爆発的に勢いをつけてきました。

こうした時代背景をもとに、スマホカメラ(iPhone)だけで撮影をし、且つ後加工としての画像処理も入念に行うという一つの方向を探ってみたくこのサイトをオープンすることにしました。
実際にフィルムを使い、撮影・現像・焼き付けまですべてのプロセスを楽しむ方法もあるでしょうし、過去フィルム全盛時には私も暗室に隠りました。
今では、モニターの中で自由自在に処理ができる時代、これを活用する方法がより身近かと考えています。

スマホエフェクトの世界は、派手な色使いや高いコントラスト・故意に発生させた色カブリを使い意外性をもたらすことで語るのが今の流れですが、モノクロ写真の面白さは、スマホエフェクトでは潰し崩し破壊する「階調」や「コントラスト」の部分で語るところにあります。

同時に、ダイナミックレンジの狭いスマホカメラのデータを(過去に夢中になった人も多いであろう)覆い焼きや部分焼き込みなどを画面の中でレイヤー使って追い込んでみる。だとか、増感・減感、コンポジットなどの合成も、どのようにも可能でかつての楽しみが蘇ります。
また、印画紙の選択で硬調・軟調を使い分けたのと同じことが画面の中で楽しめます。

色が無いだけに、構図の中で思い切った配置や形状の歪みなどを活用することで、伝えたいものがより明確になるメリットもあります。

少し駄文が過ぎました。
【Monochrome with iPhone】amcoandem.wordpress.com/
新たなエレメントとして是非ご覧ください。
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尚、更新頻度は不定期で、ノリが良いときと多忙時では大きな差があるものと思いますがご了承ください。


おめでとう

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3年間
よく頑張った。

これからが本当の勝負時。
自分の心との厳しい戦いも待っている。

目標に向かって
前進あるのみ!

a broom(学校の箒)

CRW_6260.jpg

30年ほど前に時間を遡ってみると...。

薄暗い廊下の片隅に置かれた、埃っぽい箒。
周りは、教室の床に引かれた油が埃と砂を吸って、独特の匂いを放っていた。

当時はコダックのトライXがISO400(あの頃はASA400と言っていた)の高感度フィルムの代名詞。感度が高いと粒子が荒れる。
それを硬調な印画紙に焼き付け、コントラストの高い世界を作っては悦に入った。

f1.8のレンズでも手持ちで1/8程度のシャッターを切り、なんとなくボヤけた画像とのアンマッチを楽しんでいたように思う。

撮影画像は、ISO1600,f4,1/20, 2006年10月20日のデジ一撮影。
30年前を想い出しながらレタッチしてみた。

学校には、そんな思い出を蘇らせる空間が今でも存在する。
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